シラバス参照

授業科目名 材料・建築の生産と環境 
授業科目名(英字) Environmental Effect on Material and Building Production 
必修・選択
選択 
開講セメスター
学部6 
ナンバリングコード ARC-1S-316 
単位数
担当教員

石山 智

副担当教員
実務経験のある教員等による授業科目に該当



授業の目標
建築物及び建築材料の生産に伴う資源や環境への影響、またそれらを踏まえて実施されている建築分野における循環型社会適応への取り組みに関する基本的な事項を理解することを目的とする。 
到達目標
材料・建築の生産が資源・環境に及ぼす影響を説明できる。その際の環境負荷の評価方法として用いられるライフサイクルアセスメント(LCA)の概念を説明できる。

主要建築材料の資源・生産状況およびそれに伴う環境への影響とその対処状況を説明できる。さらに循環型社会を目指した建築生産のあり方を考察でき、そのための技術や手法を説明できる。 
身につく能力 <全学ディプロマ・ポリシー>

 ○【知識・理解・技術】
  1.各専門分野の知識・技術を習得し、活用する力を身につけている

  【教養・基礎的能力】
  2.幅広い教養と、外国語能力、情報活用能力、コミュニケーション能力などの基礎的能力を身につけている

  【態度・志向性】
  3.多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働することができる

  【態度・志向性】
  4.時代の変化に主体的に対応するため継続的に学び、自律的に行動することができる

  【問題発見・解決能力】
  5.専門の知識・技術及び基礎的能力を統合し活用して、問題を発見し解決する能力を身につけている

 ○【グローカル・創造的思考力】
  6.地域的・国際的視点をあわせもち、また、新たな価値を想像する力を身につけている 
授業の概要
資源・環境問題は建築の生産とも深く関わっており、持続可能な循環型社会の構築のためには建築分野においても材料の生産レベルから環境に対する配慮が必要である。まずそのような資源環境問題と建築分野との関わりを概説すると共に、そこにおける環境負荷の評価方法としてLCAについて解説する。

それらの課題と環境評価方法を理解した上で、主要な建築材料に関して資源利用と生産の現状、環境負荷、リサイクルの現状などについて学修する。

さらに各材料の現状を踏まえた上で、循環型社会を目指した建築生産のあり方とそれを長期に維持するための保全方法について学修する。 
授業の計画
1.資源・環境問題と材料・建築の生産と環境をめぐる今日の状況
第1週 現代の資源・環境問題を取りあげ、それに対する材料・建築の生産の関係を解説する
第2週 第1週の内容から問題点を挙げると共に、想定されるこれからの社会に対して材料・建築の生産がなすべきことを考える

2.環境への影響評価/ライフサイクルアセスメント(LCA)
第3週 環境問題へ対処していくために、環境への負荷の概念を理解し、環境への影響の評価方法としてLCAについて解説する
第4週 LCAの具体的な方法について説明し、建築分野にどのようにLCAが活用されているか事例を踏まえて解説する

3.建設系廃棄物とリサイクル
第5週 建築物の建設から廃棄までに発生する主な廃棄物の種類と量、それらの取り扱いとリサイクルの現状について、法的・社会的対応の状況を踏まえながら解説する

4.木質材料の生産と環境
第6週 木質材料の資源、生産の現状について解説する
第7週 木質材料生産が与える環境負荷、木質材料の廃棄とリサイクルの状況について解説する

5.コンクリート系材料の生産と環境
第8週 コンクリート系材料の資源、生産の現状について解説する
第9週 コンクリート系材料生産が与える環境負荷、コンクリート系材料の廃棄とリサイクルの状況について解説する

6.金属系材料の生産と環境
第10週 金属系材料の資源、生産の現状について解説する
第11週 金属系材料が与える環境負荷、金属系材料とリサイクルの状況について解説する

7.その他の材料の生産と環境
第12週 ガラス、石こうボードの生産の現状と、廃棄とリサイクルの状況について解説する
第13週 グラスウール、繊維質材料の生産の現状と、廃棄とリサイクルの状況について解説する

8.循環型社会を目指した建築生産
第14週 循環型社会に向けた社会的な枠組みや動向を理解した上で、循環型社会に対応した材料・建築の生産のあり方を考える
第15週 循環型社会実現のための建築物の長寿命化、耐久設計、ライフサイクルマネージメント(LCM)などの考え方について解説する


※定期試験は行わない 
授業時間外学修の指示
・第1回の講義の際に、講義内容を概説するので、指示のあった事項を予習しておくこと。

・講義内容が、レポート課題をまとめる際のベースとなるため、講義ノートを講義時間外に整理しておくこと。

・講義で説明されたデータなどについて、自分でも情報を収集して検証してみること。 
成績評価の方法
課題レポート(40%)と講義毎に行う小レポート(30%)、および講義におけるディスカッション(30%)での理解状況により評価する。本講義では、次の①の事項についておよそ理解できていることが必要である。また、②、③、④の事項の理解度により評価を加える。

①資源・環境問題と材料・建築の生産との関係
②LCAの概念および方法
③建築材料の資源、生産の状況、およびそれに伴う環境への影響とその対処状況
④循環型社会実現のための材料・建築の生産における社会的な枠組みと、その実現のための取り組み 
テキスト・参考書等
参考書:三橋博三ほか編『建築材料学』共立出版 ¥3,300+税 ISBN978-4320076952

参考書:内田信平著『建材・設備はどこで何から作られているのか』エクスナレッジ ¥2,400+税    ISBN978-4767807423

   ※参考資料としてプリントを配布する。 
履修上の留意点
講義で取り上げる内容は社会情勢に関連するものが多いため、新聞等の様々なマスメディアの情報を把握しておくと講義に対する理解が深まる。

【manabaの利用法】
小レポート、課題レポートの出題、講義に関する重要な連絡などは全てmanabaで連絡するため、毎週必ずmanabaを確認すること。 
資料
備考
特になし 


PAGE TOP