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授業科目名 人工知能 
授業科目名(英字) Artificial Intelligence 
必修・選択
選択 
開講セメスター
学部5 
ナンバリングコード HIS-1S-306 
単位数
担当教員

堂坂 浩二

副担当教員
実務経験のある教員等による授業科目に該当
実務経験あり 
企業の研究所において、人工知能技術を活用して、自然言語処理ならびに対話システムに関する研究開発を行った経験を踏まえ、当該授業においては人工知能技術の応用例を具体的に紹介している。また、人工知能技術を実際の問題に適用するためのノウハウを教育している。 



授業の目標
人工知能(AI)とは、知的なコンピュータプログラムを作る科学と技術である。深層学習・生成AIの発展により、文章要約、画像生成、意思決定支援などのAIサービスが浸透している。本講義では、課題解決にAI技術を活用できるようになるため、次のことを目標とする。
(1)探索の基本手法を身につける。
(2)知識獲得としての機械学習・深層学習・生成AIの基盤技術を身につける
(3)自然言語処理・生成AI活用の基本を身につける。
(4)意思決定支援の基本手法として統計的因果推論を身につける。
(5)データ分析の進め方、AIの社会実装、法制度、AI倫理・公平性を理解する。 
到達目標
(1)探索の基本手法として、網羅的探索、発見的探索、ゲーム木探索を具体例に適用できる。
(2)知識獲得の基本手法として、機械学習モデルの学習と評価の手順、ニューラルネットワークの学習プロセス、深層ニューラルネットワークモデル・生成AIの基盤技術について説明できる。さらに、決定木学習を具体例に適用できる。
(3)自然言語処理・生成AIの基本(確率的言語モデル、事前学習モデル〔BERT/GPT等〕の活用:ファインチューニング/プロンプト/エージェント、出力の評価・根拠付け)を説明できる。
(4)意思決定支援の基本手法として、潜在的結果変数の枠組み、統計的因果推論の手法を具体例に適用できる。
(5)データ分析の進め方、AIシステムの開発・社会実装、データ活用の法制度、AI倫理・公平性を説明できる。 
身につく能力 <全学ディプロマ・ポリシー>

 ○【知識・理解・技術】
  1.各専門分野の知識・技術を習得し、活用する力を身につけている

  【教養・基礎的能力】
  2.幅広い教養と、外国語能力、情報活用能力、コミュニケーション能力などの基礎的能力を身につけている

  【態度・志向性】
  3.多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働することができる

  【態度・志向性】
  4.時代の変化に主体的に対応するため継続的に学び、自律的に行動することができる

  【問題発見・解決能力】
  5.専門の知識・技術及び基礎的能力を統合し活用して、問題を発見し解決する能力を身につけている

  【グローカル・創造的思考力】
  6.地域的・国際的視点をあわせもち、また、新たな価値を想像する力を身につけている 
授業の概要
本講義では、最初に人工知能分野を概観し、深層学習・生成AIなどの現在の技術の到達点と課題について考察する。続いて、探索の基本手法として、網羅的探索、発見的探索、ゲーム木の探索について学ぶ。次に、知識獲得の手法として、機械学習モデルの学習と評価の方法、決定木の学習、ニューラルネットワークの基礎を身につけたあと、深層学習・生成AIの基盤技術を学ぶ。続いて、自然言語処理における、確率的言語モデル、Transformerに基づく言語モデル、生成AIのプロンプティング技術等(生成AI出力の評価と根拠付けを含む)について学ぶ。さらに、意思決定支援の基本手法として、統計的因果推論の枠組みと手法について学ぶ。最後に、人工知能の応用分野として、データ分析、AIの社会実装とビジネス/業務への応用、データ活用に関わる法制度、AI倫理・公平性について学ぶ。 
授業の計画
第1週:人工知能技術(AI)の概観、AI技術の歴史的発展、現在のAI技術(深層学習、生成AIなど)の到達点と課題


第2週:探索方式1- 探索問題の定式化(状態空間、初期状態、目標状態)、網羅的探索(縦型探索、横型探索)


第3週:探索方式2- 発見的探索(最良優先選択、A*アルゴリズム)


第4週:探索方式3 - ゲーム木の探索、ミニマックス法、α-β枝刈、モンテカルロ木探索


第5週:知識獲得1 - 機械学習の基礎:機械学習(教師あり/教師なし)の概要、モデルの学習と評価の方法、データ分割・リーク・再現性、評価基準(Precision, Recall, F値)、決定木の学習


第6週:知識獲得2 - ニューラルネットワークの基礎:単純パーセプトロン、 階層型ニューラルネットワーク、誤差逆伝播法・勾配降下などの学習プロセス


第7週:知識獲得3 - 深層学習・生成AIの基礎:深層ニューラルネットワークモデル(CNN, RNNなどの位置づけ)、生成AIの基盤技術(Transformer、拡散モデル、画像言語モデル)


第8週:自然言語処理1:自然言語処理の概要、確率的言語モデル(n-gram 言語モデル)の特徴と限界、なぜ分散表現・Transformerへ行くか


第9週:自然言語処理2:BERT/GPT等の事前学習モデルのファインチューニング、生成AIにおけるプロンプティング技術・エージェント技術(生成AI出力の評価と根拠付け)


第10週:意思決定支援1 - 統計的因果推論の基礎:統計的因果推論とは、因果と相関の違い、潜在的結果変数の枠組み、交絡因子とDAG(Directed Acyclic Graph)、重要な仮定


第11週:意思決定支援2 - 統計的因果推論の方法論(1):回帰分析による統計的因果推論


第12週:意思決定支援3 - 統計的因果推論の方法論(2):傾向スコアを用いた統計的因果推論


第13週:応用分野1 - データ分析の進め方、分析⽬的の設定、仮説検証サイクル


第14週:応用分野2 - AIシステムの開発・社会実装、ビジネス/業務への応用


第15週:応用分野3 - データ活用に関わる法制度、AI倫理、AIの公平性


第16週:定期試験 
授業時間外学修の指示
・講義の配布資料は事前にmanabaに掲載する。予習・復習に活用すること。

・授業終了時に次回授業テーマに関連する予習課題を与える。次回授業までに予習課題の解答をmanabaで提出すること。授業は予習前提で進める。

・毎回授業で演習問題を解く。演習問題の解答例はmanabaで公開するので、その解答例を見ることで授業内容を復習すること。 
成績評価の方法
評価は定期試験と予習・演習課題により行い、授業の各到達目標の割合は、定期試験と予習・演習課題ともに、目標(1)20%、目標(2)20%、目標(3)20%、目標(4)20%、目標(5)20%である。評価方法の割合は定期試験70%、予習・演習課題30%とする。これらの総合評価により60%以上を合格とする。 
テキスト・参考書等
参考書:

・大槻知史、最強囲碁AI アルファ碁 解体新書 増補改訂版、翔泳社、2,680円、ISBN:978-4798157771
・北川源四郎、竹村彰通(編)、赤穂昭太郎、今泉允聡、内田誠一、清智也、高野渉、辻真吾、原尚幸、久野遼平、松原仁、宮地充子、森畑明昌、宿久洋(著)、応用基礎としてのデータサイエンス AI×データ活用の実践、講談社、税抜2,600円、ISBN:978-4065307892
・高橋将宜 (著)、統計的因果推論の理論と実装 (Wonderful R)、共立出版、税抜3,500円、ISBN:978-4320112452
・黒橋禎夫、 柴田知秀(著)、自然言語処理概論、サイエンス社、税抜1,900円、ISBN:978-4781913889 
履修上の留意点
離散数学、情報理論で学んだグラフ理論、エントロピーについて復習し、内容を把握しておくこと。

【manabaの利用法】

・コースコンテンツを用いて、講義資料を配布する。予習に役立てること。

・小テスト機能、レポート機能を用いて、予習課題、演習課題を実施する。 
資料
備考
特になし 


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