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授業の目標
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少子高齢化が進むなかで,「ケア」とは何か,そして「誰が」「誰を」ケアしてきた/しているのかを問い直す.さらに,ケアされることとはどのような経験であり,ケアの担い手や配分をいかに構想すべきかを検討する.本授業は,「ケア」という事象を社会学的に理解し,根拠に基づいて議論できるようになることを目標とする.
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到達目標
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・「ケア」とは何かを,基礎概念と論点を踏まえて説明できる. ・「ケア」をめぐる担い手・制度・領域(家族/市場/国家/協セクター等)の歴史的変遷を把握できる. ・「ケア」は誰が,何を,どのように担うべきかについて,理論的枠組みと具体的根拠に基づき,論理的に議論できる.
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身につく能力
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授業の概要
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上野千鶴子『ケアの社会学』を主要テキストとして,「ケア」をめぐる概念・制度・実践を検討する.受講者は担当回の章を精読し,議論のための読書ノート(要約・論点・問い)を作成して授業に臨む.授業では,担当者の報告を起点に,全体で内容確認と論点整理を行い,批判的に討議する.
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授業の計画
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本授業は,担当者による読書ノートにもとづく報告と,それを踏まえた討議で進める.各回は,内容の確認(概念・主張・根拠)→論点整理→比較・批判→受講者各自の問いの精緻化,の順に議論する.
第1週 イントロダクション 第2週 第1章「ケアとは何か」/第2章「ケアとは何であるべきか」 第3週 第3章「当事者とは誰か――ニーズと当事者主権」/第4章「ケアに根拠はあるか」 第4週 第5章「家族介護は「自然」か」/第6章「ケアとはどんな労働か」 第5週 第7章「ケアされるとはどんな経験か」 第6週 第8章「「よいケア」とは何か――集団ケアから個別ケアへ」 第7週 第9章「誰が介護を担うのか――介護費用負担の最適混合へ向けて」 第8週 第10章「市民事業体と参加型福祉」 第9週 第11章「生協福祉」 第10週 第12章「グリーンコープの福祉ワーカーズ・コレクティブ」 第11週 第13章「生協のジェンダー編成」 第12週 第14章「協セクターにおける先進ケアの実践――小規模多機能型居宅介護の事例」 第13週 第15章「官セクターの成功と挫折――秋田県旧鷹巣の場合」 第14週 第16章「協セクターの優位性」 第15週 第17章「ふたたびケア労働をめぐって――グローバリゼーションとケア」/第18章「次世代福祉社会の構想」
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授業時間外学修の指示
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各回,指定された章を精読して授業に臨むこと.担当者は,読書ノート(要約・重要概念/引用箇所・論点・問い)を作成し,所定の期限までに提出すること(提出方法・期限は初回に指示する).
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成績評価の方法
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平常点評価:50%(討議への参加:発言の量ではなく,準備の質,根拠の提示,応答の適切さを評価する) 課題:50%(担当回の読書ノートの作成)
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テキスト・参考書等
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教科書:上野千鶴子(2011)「ケアの社会学」太田出版,4000円(税抜),9784778312411
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履修上の留意点
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初回授業で担当章(担当回)を決定する.担当者は必ず,当該章の読書ノートを作成して授業に臨むこと.また,本授業は討議を中心に進めるため,毎回の予習(精読)を前提とする.
【manabaの利用法】 事前学習、授業で使用する資料の掲載、講義コメント・課題の提出等
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資料
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備考
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履修・学修に関して特別の希望があり、その旨の申し出があれば、担当教員が個別に判断し対応します。 本科目は隔年開講科目(西暦奇数年度に開講)であり、2026年度は開講しません。 状況によってはオンラインになる可能性があります。その際は、Web会議ツールの接続URLを提示します。初回授業時に必ず確認をしてください。
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