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授業の目標
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建築は単体で成立するものではなく、広域には都市や地域など、内部にはインテリアや人体などといった、他のシステムとの相互作用が前提となっており、長期間に渡って持続可能なことが求められている。これを建築環境システムと呼ぶ。建築学を習得していく上で、各種事象を建築環境システムの一部として捉えるシステム思考を学ぶ。要素還元型の思考とシステム思考を互いに補完させながらバランスよく使いこなしていく能力を身につける。システム全体を見渡すことで、より正確に部分を理解したり、相互のつながりを見たり、将来的に起こりうることを考察できるようになる。自ら新しい建築システムを創造したり、再設計したりすることへの意志と可能性を実感する。
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到達目標
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授業を通して、以下に示す資質と能力を身につける。
①建築環境システムの存在に気づき、それを表現する
②建築環境システムの欠陥や課題を理解する
③建築環境システムの構造を変えるための介入方法を知る
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身につく能力
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<全学ディプロマ・ポリシー>
【知識・理解・技術】 1.各専門分野の知識・技術を習得し、活用する力を身につけている
○【教養・基礎的能力】 2.幅広い教養と、外国語能力、情報活用能力、コミュニケーション能力などの基礎的能力を身につけている
【態度・志向性】 3.多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働することができる
【態度・志向性】 4.時代の変化に主体的に対応するため継続的に学び、自律的に行動することができる
【問題発見・解決能力】 5.専門の知識・技術及び基礎的能力を統合し活用して、問題を発見し解決する能力を身につけている
【グローカル・創造的思考力】 6.地域的・国際的視点をあわせもち、また、新たな価値を想像する力を身につけている
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授業の概要
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各授業は、建築環境のシステム思考を行う上で重要となるキーワードに沿って組み立てられている。前半では建築環境システムの基本的な性質を理解する題材が中心となる。後半は建築環境システムの発展に必要な考え方を学ぶ。
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授業の計画
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参考書の内容をもとに講義を行う。スライドと板書を併用する。
【第1週〜第8週】
建築環境システムの特性を把握するために必要な考え方として、その基本的な構造と挙動を扱う。具体的には、参考書の内容をもとに以下のような題材を扱う。
【例】
・建築環境制御のフィードバック・ループ
・建物や運用エネルギーのフローとストック
・都市や建築の外乱に対するレジリエンス
・建築設計論における自己組織化
・都市・建築空間におけるヒエラルキー
・建築環境に起きる現象の線形と非線形
・都市政策や建物供給のタイムラグ
・建築計画における限定合理性
【第9週〜第15週】
建築環境システムを、人々に資するものとして更に発展させていくための考え方を学ぶ。具体的には、参考書の内容をもとに以下のようなキーワードを扱う。
「施策への抵抗」「エスカレート」「競争的排除」「中毒・依存・責任転嫁」「レバレッジポイント」「パラダイムの超越」「善の目標」
以上の題材やキーワードをもとに、定期的に学生同士のディスカッションやレポート課題提出物の共有を行う。
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授業時間外学修の指示
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・宿題として、1時間程度で行えるレポート課題を出す。レポートは次の授業の最初に一部を読みあげて内容を共有する。ただし、レポートを書いた学生の名前は出さない。
・参考書を購入している場合は、授業の前後に、該当するキーワードについての箇所を読んでおくとよい。
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成績評価の方法
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出席と講義への参加状況、及び、レポートで総合的に評価し、60%以上を合格とする。
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テキスト・参考書等
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教科書:使用しない。
参考書:「世界はシステムで動く 〜いま起きていることの本質をつかむ考え方〜」ドネラ.H,メドウズ、英治出版
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履修上の留意点
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【manabaの利用法】必要に応じた補足資料の配布、レポートの提出
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資料
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備考
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