シラバス参照

授業科目名 知的所有権論A 
授業科目名(英字) Intellectural Property Rights A 
必修・選択
選択 
開講セメスター
院前1 
ナンバリングコード SPE-3L-501 
単位数
担当教員

松本 真一

副担当教員
菊地 英治、邱 建輝、鈴木 庸久、西口 正之 
実務経験のある教員等による授業科目に該当



授業の目標
 経済競争が地球規模で展開される時代においては、研究開発などにより創出された技術的な成果を、特許・著作権・意匠などの知的所有権により速やかに保護することは極めて重要である。また、他者の有する権利についての知識を持つことは、研究開発活動や経済活動を円滑に行うために極めて重要である。

 この科目では、このような観点から特許権、著作権、意匠権について理解を深め、特許化の方法を学ぶ。 
到達目標
以下の3点に集約される。

① 知的財産関連法規の必要性(目的)をグローバルに理解し、注意を向けられること。

② 特に、我が国の特許権、著作権、意匠権関連法規の概要を理解し、遵守できるようになること。

③ 特許申請の手順を修得し、実際のケースに応用できるようになること。 
身につく能力 <全学ディプロマ・ポリシー>

 (1)各研究科・専攻の専門分野に応じた高度な専門知識

○(2)各研究科・専攻の専門分野に応じた研究開発能力

○(3)高い水準の幅広い教養と倫理観

 (4)高度な専門知識・研究開発能力・倫理観・幅広い教養を統合し、問題を発見し解決する能力

 (5)高度な専門知識・研究開発能力・倫理観・幅広い教養を統合し、グローカルな視野をもって社会的・経済的価値を創出する力 
授業の概要
 知的財産の元となる諸権利のうち、特許権、著作権、意匠権について、①それらの概念と関連法規の 概要と、②典型的な係争事例などを解説する。さらに、模擬的な特許申請の実習を課すことにより、特に特許権の行使に関する実務的な理解も促す。

 授業の計画に示すように、それぞれの担当分野に関して学識と経験の深い5名の教員によるオムニバス形式の授業である。 
授業の計画
第1週:ガイダンス(担当教員:松本教授)
 本講の目標と講義スケジュールなどについて説明する。

第2週~第4週:知的所有権関連法規の概説(担当教員:西口教授)
 わが国の特許法および著作権法を概説し、その重要性について論じる。
 また、特許権侵害差止訴訟について、実例をあげて説明する。

 第2週:特許法:わが国の特許法を概説し、その重要性について論じる。

 第3週:著作権法:わが国の著作権法を概説し、その重要性について論じる。

 第4週:特許権侵害差止訴訟の実例:特許権侵害差止訴訟の実例を紹介する。(学外講師を予定)

第5週~第7週:意匠権概説(担当教員:松本教授)
 意匠権概念が確立するに至る、工業意匠と意匠権訴訟の歴史を概説し、今日の意匠権(デザインの権利)の考え方と範囲について論じる。

 第5週:意匠法:わが国の意匠法を概説し、その重要性について論じる。

 第6週:工業意匠の歴史:意匠史を概説し、デザインの考え方と範囲の変遷について論じる。

 第7週:意匠権訴訟:訴訟の実例を解説し、留意点を論じる。

第8週~第10週:特許明細の書法担当(教員名:菊地准教授)
 特許明細の書法など(①弁理士との意志疎通、②特許明細特有の文体、③用語の使用法、④審査料・登録料に係る請求項目の設定、⑤英文特許明細の書き方)について解説する。

 第8週:特許明細書:特許請求の範囲を論じ、明細書を中心にその作成方法を説明する。

 第9週:英文特許申請:申請書類の書き方を説明する。

 第10週:ビジネスモデル特許:特許成立の要件と申請書類の作成上の注意点について解説する。

第11週~第13週:アイデアの特許化(担当教員:邱教授)
 アイデアを特許化するための基本的な手順の概要(①類似技術の評価、②先行発明の調査、③発明構成要素の整理、④明細書の作成、⑤異議申立てへの答弁・補正等)を解説し、模擬的な実用新案・特許申請の実習を行う。

 第11週:先行発明の調査:特許化の手順のうち、類似技術の評価や先行発明の調査について解説する。

 第12週:明細書の作成:特許化の手順のうち、発明構成要素の整理や明細書の作成などについて解説する 。

 第13週:実習:模擬的な実用新案・特許申請の実習を行う。

第14週~第15週:知的財産の実際(担当教員:鈴木教授)
 知的財産に関する最近のトピックスを取り上げて説明する。

 第14週:知的所有権と社会:社会環境の変化と知的所有権について解説する。

 第15週:知的所有権に関する法律の意義:まとめとして、知的財産権の法的性質について解説する。 
授業時間外学修の指示
 担当教員ごとに、レポート課題や宿題を課す。要するに5題の課題があり、その全てに対応しなければならない。各課題の内容は担当教員のごとに講義中に指示するが、復習的に講義内容をまとめるような課題とは異なり、自ら進んで上記の目標に到達することを促すような、自主的な研鑽を旨とする内容である。すなわち、授業時間外学修は必須である。 
成績評価の方法
 受講態度を加味し、5題の課題(レポートや宿題)の成果に基づいて総合的に(5題の評価点の平均値で)評価する。5題の課題全てを提出して、個々に評価を受けなければならない。 
テキスト・参考書等
 開講中に指示する。 
履修上の留意点
 上記の時間外学修欄に記載した通り、レポート課題や宿題を多数課す。講義の復習を踏まえて、十分な時間をかけて対応されたい。

【manabaの利用法】

 担当教員によって異なるが、manabaに配布資料のダウンロード元が設定されたり、レポートのアップロード先が設定されたりすることがある。そのため、受講生はmanabaのコースニュースなどのアップデートに常に注目されたい。 
資料
備考
 本講義には一部、実習的な内容が含まれる。
 課題(レポートや宿題)の作成における生成AIの活用については、出題担当教員ごとに指示する。 


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