シラバス参照

授業科目名 社会学B 
授業科目名(英字) Sociology B 
必修・選択
選択 
開講セメスター
学部1・3・5・7 
ナンバリングコード SOC-1L-102 
単位数
担当教員

成澤 雅寛

副担当教員
実務経験のある教員等による授業科目に該当



授業の目標
教育を家族・仲間集団・地域社会と並ぶ社会制度として位置づけ,教育が果たしてきた役割とその歴史的変化を説明できる.(DP1,DP2)
社会化論・家族論・学校の機能論・階層論・ジェンダー論・エスニシティ/移民論・職業教育論などの理論枠組みを理解し,教育現象を分析する観点として使い分けできる.(DP1,DP5)
いじめ,不登校,受験競争,DV・児童虐待,ジェンダーと性の多様性,移民・エスニックマイノリティの教育,貧困と学習機会,職業教育と雇用不安定化等のトピックについて,先行研究・データ・公的資料をもとに論点と根拠を整理できる.(DP2,DP5)
教育が社会的不平等の再生産と是正の双方にどのように関わるのかを,理論と実証の両面から検討し,問いを立てて自分なりの結論を導ける.(DP5,DP4)
文献講読・ディスカッション・共同作業において,多様な背景や価値観を尊重し,教育に関わる倫理(子ども・家庭・マイノリティ等への配慮)をふまえて責任ある議論と協働ができる.(DP3, DP5, DP4 DP6) 
到達目標
本講義を履修した学生は,次の点を達成することを目指します。
1)教育が社会のなかで果たす主要な機能と,学校・教師・家族・仲間集団・地域社会の役割およびその歴史的変化について,社会化論・学校の機能論などの基礎概念に基づいて説明できる。
2)パーソンズやミード,ゴッフマン,ブルデューなどの基本的な理論と概念を理解し,いじめ,不登校,受験勉強,若者文化,DV・児童虐待といった今日の子ども・若者をめぐる教育問題について,その背景と教育実践上の課題を説明できる。
3)貧困や生活不安定層,階層・階級,ジェンダー,エスニシティ/移民などの不平等問題と学校教育との関連について,文化資本論や社会的排除論などの枠組み,および国内外の実証研究や教育政策の動向を踏まえて説明できる。
4)諸外国の教育制度や教育改革の動向(ヒジャブ禁止法,教育制度改革,職業教育政策など)を概観し,日本の教育制度・教育問題を国際比較の観点から相対化して理解できる。
5)指定文献の読解にもとづいて文献ノートを作成し,パラグラフ・ライティングに配慮した期末レポートとして,自らの問い・主張・根拠を一貫した論理構成で文章化できる。 
身につく能力 <全学ディプロマ・ポリシー>

  【知識・理解・技術】
  1.各専門分野の知識・技術を習得し、活用する力を身につけている

 ○【教養・基礎的能力】
  2.幅広い教養と、外国語能力、情報活用能力、コミュニケーション能力などの基礎的能力を身につけている

  【態度・志向性】
  3.多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働することができる

  【態度・志向性】
  4.時代の変化に主体的に対応するため継続的に学び、自律的に行動することができる

  【問題発見・解決能力】
  5.専門の知識・技術及び基礎的能力を統合し活用して、問題を発見し解決する能力を身につけている

 ○【グローカル・創造的思考力】
  6.地域的・国際的視点をあわせもち、また、新たな価値を想像する力を身につけている 
授業の概要
教育は,家族・仲間集団・地域社会と並んで,人びとの生き方や機会を方向づける重要な社会制度です。本講義では,教育が社会のなかで果たしてきた役割とその変化を,社会化論・家族論・学校の機能論・階層論・ジェンダー論・エスニシティ/移民論・職業教育論などの理論枠組みを通して検討します。いじめ,不登校,受験競争,若者文化,DV・児童虐待,ジェンダーと性の多様性,移民・エスニックマイノリティの教育,貧困と子どもの学習機会,職業教育と雇用不安定化などの具体的なトピックを取り上げつつ,教育が社会的不平等の再生産と是正の双方にどのように関わっているのかを考察します。講義,文献講読,反転授業でのディスカッション,レポート作成を通じて,教育と社会の関係を批判的かつ実証的に捉え,自らの言葉で論じる力を養うことを目的とします。 
授業の計画
講義レジュメ・関連資料を配付し適宜映像資料を用いて講義を進める。
授業の進行の適切な時点で事前・事後学修を目的としたレポート等を求める。

第1週 イントロダクション:教育社会学とは何か?
第2週 家庭と学校における社会化
第3週 近代家族と子育て
第4週 学校の機能と再生産
第5週 レポート中間講評1(反転授業)
第6週  教室における相互作用と教師の影響
第7週  社会状況の変化と教育課題
第8週 現代の若者と社会
第9週  親密性と児童虐待
第10週 ジェンダーと性の多様性
第11週 エスニシティと多文化化
第12週 階層・階級と教育
第13週 レポート中間講評2(反転授業)
第14週 職業教育の可能性と限界
第15週 まとめ 
授業時間外学修の指示
本授業は、ミニ課題(コメントシート/短い読書ノート)と小演習(グループでの論点整理)を組み合わせる。授業資料は毎回配布し、重要概念は具体例と図解で確認する。授業時間外では、ミニ課題と演習のために事前に論点を整理しておくこと。 
成績評価の方法
レポート:40% 関心をもったテーマに関するレポートを提出。
平常点評価:60% 課題提出(読書ノート)とコメントシートの提出。 
テキスト・参考書等
教科書:なし。毎回プリントを配布する。
参考書:
耳塚宏明ほか『平等の教育社会学』勁草書房,2019年,2800円(税抜),978-4-326-25133-9
岩永雅也『教育社会学概論』放送大学教育振興会,2019年,2700円(税抜),9784595319211
髙橋均編『想像力を拓く教育社会学』東洋館出版社,2019年,2600円(税抜),9784491036830
湯布佐和子編『教育と社会』学文社,2021年,2000円(税抜),9784762028373
中村高康・松岡亮二編『現場で使える教育社会学』ミネルヴァ書房,2021年,2800円(税抜),9784623092604 
履修上の留意点
提出物(レポート、読書ノート)に関しては、事前に形式が決まっています。その形式に則っていなければ、採点不可となります。授業初日に必ず確認するようにしてください。

【manabaの利用法】
事前学習、授業で使用する資料の掲載、講義コメント・課題の提出等 
資料
備考
履修・学修に関して特別の希望があり、その旨の申し出があれば、担当教員が個別に判断し対応します。社会学の基礎知識(「社会学A」)を習得してから講義を受けることを推奨します。
状況によってはオンラインになる可能性があります。その際は、Web会議ツールの接続URLを提示します。初回授業時に必ず確認をしてください。 


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