授業の目標
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日本文化の特質を概括した上で、それぞれの地方に固有の美や価値観について、風土論の立場から分析・考察する。
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到達目標
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(1)日本文化の基本的傾向について説明できる。
(2)東北・秋田の風土と文化の関わりについて説明できる。
(3)自分の出身地の文化的風土性について説明できる。
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身につく能力
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<全学ディプロマ・ポリシー>
【知識・理解・技術】 1.各専門分野の知識・技術を習得し、活用する力を身につけている
○【教養・基礎的能力】 2.幅広い教養と、外国語能力、情報活用能力、コミュニケーション能力などの基礎的能力を身につけている
○【態度・志向性】 3.多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働することができる
【態度・志向性】 4.時代の変化に主体的に対応するため継続的に学び、自律的に行動することができる
【問題発見・解決能力】 5.専門の知識・技術及び基礎的能力を統合し活用して、問題を発見し解決する能力を身につけている
【グローカル・創造的思考力】 6.地域的・国際的視点をあわせもち、また、新たな価値を想像する力を身につけている
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授業の概要
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秋田県出身の作家と風土との関係性について講義する。併せて、受講者の出身県に縁のある作家と風土との関わりについて発表し合い、文学と風土についての理解を深める。
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授業の計画
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第1週 オリエンテーション① 文化学とは何か、及び、教科書、講義・演習形態、評価等について説明する。
第2週 オリエンテーション② 日本文化の特質について概説する。
第3週 東北地方の文化的・風土的特質を概観する。
第4週 秋田県の文化的・風土的特質を概観する。
第5週 小林多喜二の文学史的意義について考察する。
第6週 プロレタリア文学活動と風土性との関係性について考察する。
第7週 伊藤永之介が農民文学に接近した経緯について考察する。
第8週 松田解子の生い立ちについて考察する。
第9週 政治と文学の関わりについて考察する。 授業アンケートを実施する。
第10週 石川達三と秋田時代について考察する。
第11週 矢田津世子における五城目町の意味を考察する。
第12週 千葉治平の故郷観について考察する。
第13週 高井有一の角館観の変遷について考察する。
第14週 豊島ミホ作品の現代性について考察する。
第15週 風土と文化の関わりについて考察する。
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授業時間外学修の指示
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○受講者の出身県と縁の深い作家と風土との関係について発表を義務づける。
○予め提示した課題について自分なりの考えを持って授業に臨むこと。
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成績評価の方法
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○発表内容(50%)と学修態度(50%)とによって判断する。
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テキスト・参考書等
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履修上の留意点
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○対象とした作家・作品・現象について発表し合うという演習形式を採る。
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資料
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備考
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